韓国を訪問した中国人が仁川(インチョン)空港に到着すると黄色いカードを首にかけさせられ軍人が同行するなど犯罪者扱いを受けたとしてソーシャルメディア(SNS)に上げた投稿を中国メディアが集中報道している。中国当局が韓国側の防疫を問題にして韓国人へのビザ発給を中断したのに続き、こうした報道で反韓世論をあおる様相だ。

中国のネットメディア澎湃は11日、「韓国が中国人旅行客に『イエローカード』をかけた。最後に退場させられるのはだれか」という刺激的な見出しで中国発の入国者の検疫に不満を提起した。環球時報はこの日の社説で「黄色いカードを首にかけさせ、まるで犯罪者のように指定区域に引っ張っていった。韓国はネットユーザーの暴露に合理的な釈明をしなければならない」と主張した。

澎湃は「韓国入国後に一連の不合理な扱いを受けたネットユーザーの暴露が続く。黄色いカードを首にかけ指定場所でPCR検査を受けたが、こうした『待遇』はただ中国人だけを狙った」と強調した。空港で韓国の記者らが中国人入国者を集中的に撮影したことにも不快感を示した。その上で「一部の国で中国人旅行客に入国検査と検疫を強化したが韓国だけが差別的行動をした」とも主張した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/46d8a781e62f33e750157d2d50e6d49ac70aee91

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