民放初赤ちゃん向け番組のテレ東「シナぷしゅ」が映画化、今春公開予定
テレビ東京が、民放初の試みとして0~2歳の赤ちゃん向けに制作、放送中の番組「シナぷしゅ」(月~金曜午前7時35分)が映画化される。12日に放送された番組のラストで発表された。「シナぷしゅ THE MOVIE(仮題)」と題して今春、公開を予定している。
「シナぷしゅ」は出産、育児を経験する中で「子どもに見せたいと思える」「親が見せて安心できる」番組を作りたいと考えた、テレビ東京の飯田佳奈子プロデューサーが呼びかけ、複数の子育て奮闘中の社員と、部署を超えて企画・立案した異色の場組だ。19年に5日間のトライアル番組として放送されると、視聴者から「赤ちゃんが泣き止んだ!」「赤ちゃんが夢中になって楽しんでいる!」などと大反響を呼び、20年4月からレギュラー放送が開始された。
番組は、赤ちゃん研究の第一人者である東大赤ちゃんラボの開一夫教授監修のもと、クレイアニメ、パペット、切り絵、言葉遊び、擬音語など、赤ちゃんの世界が広がる楽しいコーナーを展開。大人が思う「赤ちゃん番組」の枠にとらわれず、赤ちゃん目線での「見やすい」つくりを目指している。月ごとの新しいテーマ曲「つきうた」のコーナーではスカパンク界のレジェンドKEMURIや人気ラップ・デュオのchelmicoなど斬新なアーティストを起用。今や赤ちゃん、子育て中の方だけでなく、様々な世代をも取り込む。キャラクター商品も多数発売され、売り切れが続出するなど話題となっており、番組公式SNSの総登録者数は40万人を突破した。
飯田プロデューサーは、映画化にあたり「1つのスクリーンをたくさんの仲間たちと共有し、映画館という非日常空間を体験する、あの気持ちの高ぶりをシナぷしゅ世代の子どもたちにも味わって欲しい」と語る。監督は、キャラクターデザインや番組全体のアートディレクションを担当する清水貴栄氏が務め、今月中の完成を目指している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a664a2a013432631327d4f2c2041822abb45027f
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