人知れず悩む人も多い「円形脱毛症」。ストレスが原因とのイメージが強いが、それだけではない。
円形脱毛症の治療に詳しい斉藤典充・なごみ皮ふ科(神奈川県海老名市)院長に話を聞いた。

 ◇円形脱毛症は自己免疫疾患
 日本イーライリリー社が今年2月に実施したアンケート調査によると、円形脱毛症の原因を「ストレス」と
考える人は約8割いた。
 円形脱毛症の患者も「自分は心が弱い人間だ」と自らを責める傾向があるという。
「ストレスもきっかけの一つですが、そもそも円形脱毛症は自己免疫疾患と考えられています」と斉藤院長。

 自己免疫疾患とは、本来体内に侵入してきた異物を排除するために働く免疫機能が
何らかの原因で自分の細胞やタンパク質を攻撃してしまう病気。円形脱毛症の場合
免疫機能が髪の毛根組織を異物と見なして攻撃するため、髪の毛が抜けてしまうという。

 免疫機能の異常の原因として、ウイルス感染や季節の変わり目なども考えられる。

 「コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどに感染し治癒した後、円形脱毛症になることもあります」

 症状としては丸く毛が抜けたり、複数できたりすることもある。ひどくなると、頭全体の髪の毛が抜けたり
全身の毛が抜けたりする人もいるという。
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