韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が戦術核の配備や独自の核開発の可能性に言及したことに対し、米国政府が朝鮮半島の完全な非核化原則を再確認しながら否定的な反応を見せた。

国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は12日(現地時間)の記者会見で、尹大統領の「核武装の可能性」発言に関する質問に対し、「バイデン米大統領は朝鮮半島の完全な非核化を約束し、これに変わりはない」と述べた。記者は「核兵器を取得する用意があるという韓国の発表についてどう思うか。核を持った韓国は朝鮮半島全体の非核化という米国の政策と矛盾すると考えるか」と質問した。

カービー調整官は「韓国政府は核兵器を追求するのではないという点を明確にした」とし「ただ、韓米は共同で拡大抑止を議論していて、我々はこのような方向に進むだろう」と付け加えた。韓国の戦術核など独自の核武装には一線を画しながら、北朝鮮の核に対応するために韓米が拡大抑止を拡張することに傍点を打った。

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