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この記事を読んで前田米造さんが亡くなっていたとたぶん初めて知った。
検索すると21年には亡くなっていたのか、、

これいろいろ理屈付けてるけど、たぶん4Kリマスターの資金を出したのが日本映画放送
(日本映画専門チャンネル)という事でしょ?
代償に伊丹プロとの間で当面は日本映画専門チャンネルの独占放送(ついでに劇場公開)
に限定する契約になっているだけの話を仰々しく書いているだけと思います。

伊丹十三は大衆向けエンタメを意識し過ぎて苦悩して潰れた映画作家でしょうね。
そんなに深く考えずに何本か撮って「もう商業的に苦しいな」と感じた時点で止めて
引き返せば以後は俳優業に徹して長生きできたと思うよ。
80〜90年代の日本映画なんか配給を仕切ってるメジャー三社(東宝・東映・松竹)が
全然やる気なくて何の後方支援もしてくれず、伊丹のように「商業的にも当てたい」P・監督は
みな孤軍奮闘して疲れ果てて潰れていった時代なので、、

映画じたいはつまらんでしょ。取材を元にしたディテールとか特機・VFXとかギミックだけ凝って
ゴテゴテしてるだけ。
『ミンボーの女』は警察・日弁連の対民暴資料をそのまま映像化しただけ。だからヤクザの
標的になる老舗ホテル側は分かりやすい馬鹿しかいない。あんなの映画じゃないよ。
『スーパーの女』はモデルになったサミットの営業ノウハウを丸ごと取り込んで映像化しただけ。
但しメタ的に観ればたぶん宮本信子=俳優から監督になって悪戦苦闘した伊丹十三本人で、
徐々に宮本の味方になるスーパー店員たち=伊丹が相手にした日本映画ムラの頑固職人たち、、
という事なんだろうねえ、、

伊丹映画なんか深作欣二の『蒲田行進曲』と同じでコテコテが全て外してて何処が面白いの
かサッパリ分からん。
たぶん伊丹本人も途中からは「オレは何を撮っているのだろう?」「こんなにまでお客さんにサービスする
必要あるのか?」と苦痛で仕方なかったと思うよ、、