アスレチックス合意の藤浪晋太郎に世界も注目「161球の投球に苦しめられた」メキシコの野球専門メディア
アスレチックスは、阪神からポスティングシステムでメジャー挑戦を目指していた藤浪晋太郎投手(28)と1年契約で合意した。
年俸は325万ドル(約4億2000万円)と報じられ、米以外の世界メディアも12日、これに反応した。
メキシコの野球専門メディア、アル・バットは「161球の投球に苦しめられた藤浪晋太郎は、いまや大リーガーだ」の見出しで特集した。
「藤浪は7年前に1試合で161球を投げ、肘や肩などを故障したが、これを克服し、アスレチックスで大リーガーになった」。
さらに「15年はオールスターに選出されたが、21年は防御率5・21。藤浪に何があったのか?
22歳シーズンの2016年、3イニング5失点で始まった試合で161球を投げさせられたのだ」などと伝えた。
藤浪は16年7月8日の広島戦に先発。3回5失点の後、結局8回で161球を投げ、7安打8失点と打ち込まれたが、
当時はこれが故障に直結したとの報道はなかった。
また、台湾紙の自由時報は「藤浪の今季年俸は325万ドルで、アスレチックスでも5番目の高給取りとなる。
(推定4900万円の)昨季から8・6倍に跳ね上がった」とし、「昨季は9イニングの与四球率が2・84に下がり、自己最速の160キロもマーク。
これにより“美しい夢”に挑戦する決断をした」と伝えた。
https://www.chunichi.co.jp/article/617171