岸田首相、「日豪同盟」に続き「日英同盟」締結に賛否…韓国大統領は日本の防衛費増額に「文句言えない」

 1月11日、岸田文雄首相はロンドンでスナク首相と会談し、自衛隊とイギリス軍が相互の国を訪問する際の法的地位などを定めた「円滑化協定」(RAA)に署名した。覇権主義的な動きを強める中国やロシアを念頭に、日英の安全保障面での協力をいっそう強化させることで一致した。

 RAA締結により、部隊の入国審査が免除されたり、武器弾薬の持ち込み手続きが簡素化されることで、共同訓練や艦艇の寄港が実施しやすくなる。日本がRAAに署名するのは、2022年1月のオーストラリアに次いで2カ国めとなる。

 岸田首相は記者団に「日英安保協力を新たな高みに引き上げるものだ。自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた動きがさらに進展することを期待する」と意義を強調。スナク首相も、RAA締結を「両国にとって最も重要な防衛協定」と歓迎している。

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