死んだクジラに潜む“爆発の危険性” 発見から5日目「迷いクジラ」死ぬ

今月9日、大阪の淀川河口付近に迷い込んだクジラ。当初は、潮も吹いて体も動かしていましたが、クジラを監視している大阪海上保安監部によりますと、11日夕方からは動きがなくなったといいます。

口を開け、呼吸孔は水の中。最初は距離を取って観察していた専門家ですが、クジラには弱っていても尾ビレの一撃で人を倒すほどの力があると言いますが、ついにはその尾びれ付近にまで。

調査結果を踏まえ、大阪市はクジラが死んだことを発表しました。

大阪市経済戦略局産業振興部産業振興課・森拓也さん:「(Q.死亡というのは、何で判断された?)『目視』で呼吸の状態だったりというところで、専門家に確認を頂いたところです。死因とかも含めて、原因は今の段階では分からないです」

さらに、調査で分かった衝撃の事実が。

大阪市経済戦略局産業振興部産業振興課・森拓也さん:「体長をどのくらいか?ということを計測しまして、大体、推定15メートルぐらいと先ほど確認させて頂きました」

当初は全長8メートルと伝えられていた迷いクジラですが、実際は推定15メートル。なんと倍近くもあったことが分かりました。そうなると気になるのは死がいの処理です。爆発の危険もあるというクジラならではの危険とは。

大阪市が淀川河口付近に迷い込んだ体長15メートルのクジラが死んだことを発表。気になるのは死がいの処理ですが、15メートルものクジラとなると曳航(えいこう)、引き揚げ、解体場所、埋める場所など手間や費用など、様々な問題が。

2016年に熊本県天草市で見つかったクジラの死がい。ガスがたまって膨らんでいるのが分かります。処理を急がないと爆発するケースも少なくありません。

大阪市・松井一郎市長:「まあ、かわいそうですけどね。撤去はしないと!あのままでは腐敗しますから。淀川河口付近でどこかに埋めるっていうのはちょっと難しい。
そもそも、そんな砂浜があるわけでもない。そういうことも含めて早急に答えを出したいと思っております」

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000283256.html

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