髪がどんどん抜けている…」

政権発足以来、下がり続ける支持率、安倍晋三元首相の銃殺によって露呈した自民と統一教会の密接な関係、閣僚の辞任ドミノ…。かつて「イケメン」と言われた男も65歳。頭髪が薄くなってもおかしくない年齢だ。

◆年末、酒を飲み倒す

「内輪の慰労会で総理は『夏以降どうなることかと思った』と漏らしていました。支持率急落のストレスか、最近急に脱け毛が多くなったことに気づいたそうです。スマートな外見に自信のある人ですから、かなり気にしていました」(首相周辺)

12月28日の19時少し前、岸田首相は、東麻布の中国料理店「富麗華」に向かった。2022年の仕事納めは、中華の高級レストランで秘書官たちの労をねぎらう会食だった。

「秘書官の慰労会とはいえ、総理自身もこれまで控えていた酒を、思い切り飲むつもりだったと思います。ビールに紹興酒、焼酎にウイスキーと、店のあらゆる酒を飲んでいました(笑)。年末には、防衛強化策を打ち出して財源を所得税で賄うとした総理案を押し切りましたから、その達成感もあったでしょう。絶好調でした。

とはいえ、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、菅義偉元総理から、『統一地方選が終わるまで増税は言うな』と釘を刺されていたのを振り切ったわけです。達成感と同時に不安もあり、酒が進んでしまった。泥酔です」(首相周辺)

マスクを外した欧州からの映像では、薄くなった髪と、たるんでシャツの襟に肉がのっかった顎のラインに驚かされた。そこにはもう、スマートに「新しい資本主義」を声高く語っていたあの岸田文雄はいない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7644509a20324a0f733bd772571a821e5aa22469