安倍氏銃撃、テロで裁判員審理か 工藤会や渋谷暴動は除外
2023/1/14 09:30
https://www.sankei.com/article/20230114-R4KDCCH2MJKO7IEQ2MMM4KD7PY/

安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、殺人や銃刀法違反罪で山上徹也
被告(42)が起訴された。殺人罪に問われれば原則、市民が審理に参加する裁
判員裁判の対象になる。ただ、過去には裁判員に危害が加えられる可能性を考
慮し、殺人罪であってもプロの裁判官だけで審理されたケースもある。安倍氏の
政治家としての評価や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)という宗教が絡む
事案。異例のテロ事件の審理で裁判員を除外する可能性はあるのか。

裁判員法では、たとえ対象事件であっても、裁判員やその親族が危害を加えられ
たり、平穏な生活が著しく侵害されたりする恐れがある場合は裁判官のみで審理
すると定めている。検察官や弁護人が請求するか、裁判官の職権で決める。