マツダ車にロータリーエンジンが復活 モーターショーで公開

自動車メーカー、マツダの技術の代名詞とも言われるロータリーエンジンが11年ぶりに復活します。
マツダはロータリーエンジンを発電用に搭載したプラグインハイブリッド車をヨーロッパのモーターショーで初めて公開しました。
ベルギーのブリュッセルモーターショーで日本時間の13日夕方公開されたのは、「MX−30」のプラグインハイブリッド車です。
この新しいモデルにはロータリーエンジンが発電用に搭載されていて、電気を動力源にすべてモーターで走行します。
マツダが世界に先駆けて実用化に成功したロータリーエンジンは、ピストンが往復する通常のエンジンとは違って三角形のローターが回転し、小型ながら出力が高いのが特徴ですが、
通常のエンジンよりも燃費が悪かったため、「RX−8」を最後に2012年に搭載した車の生産を終了していました。
11年ぶりにロータリーエンジンを復活させたことについてマツダは
「ロータリーエンジンは小型で軽量なので、発電用として走行距離を伸ばす上でメリットがある。電動化にシフトしていく中でこれまで蓄積してきた技術を活用しながら時代に合ったものを開発していきたい」としています。
この新しいモデルは、この春からヨーロッパ市場で販売され、日本国内でもことし中には販売が開始される予定です。
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20230113/4000020909.html