鳥取県内で生まれた子どもが7年ぶり増加、若い移住者の増加が背景か

 鳥取県内で生まれた子どもの数が昨年、7年ぶりに増加に転じたとする推計結果を県が発表した。厚生労働省の人口動態統計を基に計算し、前年比2・3%増の3792人となった。

 過去10年で最少となった2021年の3708人(確定数)を推計で84人上回った。県内の出生数は2016年から減少してきたが、歯止めがかかった形だ。出生数は全国的に減少傾向にあり、昨年は初めて80万人を下回る見通し。

 県内への移住者数は21年度に過去最多の2368人(前年度比233人増)となり、そのうち20~30歳代が約7割を占める。県は「若い移住者の増加が背景にあるのではないか」と推測している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230113-OYT1T50079/