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政府軍では、ISなどの過激派組織と対峙たいじしてきたというムハンマド。
そんな中、2019年、戦闘機による爆撃が、家族の暮らす北部ラッカの村を襲った。この爆撃で、ムハンマドの両親ときょうだい2人が亡くなり、妹のヤスミンは両足を失った。

ムハンマドによれば、家族の命を奪った攻撃は、ISの残党を掃討するため、アメリカ主導の有志連合が行った空爆だという。
以来、家族を失い妹の足を奪われたムハンマドの怒りの矛先は、欧米に向かった。