東京・足立区でおととし、妻がSNS上で「復讐代行屋」を探し、夫を殺害しようとしたとされる事件で
実行役として殺人未遂罪に問われた被告に対し、東京地裁は「刺したと認めることはできない」
などとして無罪を言い渡しました。
酒井亮太被告（23）はおととし8月、瀧田深雪被告（45）と瀧田被告から依頼を受けた男（23）らとともに
足立区のマンションで就寝中だった瀧田被告の夫（当時43）を刃物で刺して殺害しようとした罪に問われています。
瀧田被告はSNSで「復讐代行屋」を探して、男（23）に50万円で夫の殺害を依頼し、男が知人である
酒井被告を犯行に誘ったとされています。
裁判で検察側は、この男の証言などから夫を実際に刺したのは酒井被告だと主張していましたが
酒井被告は男と同行したことなどは認めたものの、刺したことを否認し争っていました。
きょうの判決で東京地裁は男の証言などについて「信用できるものではない」と判断。
また、酒井被告と男の間に「共謀の成立も認められない」として無罪を言い渡しました。
この事件で妻の瀧田被告は一審で懲役10年を言い渡され、控訴して争っています。
一方、依頼を受けた男は懲役8年の一審有罪判決が確定しています。
無罪判決について、東京地検は「判決内容を十分検討して適切に対処したい」とコメントしています。
ヤフーニュース （ＴＢＳ）1/13(金) 13:24配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/da2bc0ebce39042eca142ef7183a72a0347d48e9
