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情熱大陸「俳優/中川大志」編 「鎌倉殿の13人」の殺陣、初座長公演の裏側に迫る

ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS製作著作/TBS系全国ネット放送)の「俳優/中川大志」編が、本日1月15日の午後11時から放送される。

中川は、1998年6月14日の東京生まれ。小学4年生の時、親と出掛けた原宿でスカウトされ、09年にNHK「わたしが子どもだったころ」で俳優デビューを果たした。11年には、最終回の視聴率が40%を記録したドラマ「家政婦のミタ」で一家の長男を演じて注目を集め、18年の携帯電話会社のCMでのコミカルなキャラクターが話題に。19年、「坂道のアポロン」と「覚悟はいいかそこの女子。」で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、22年は自身初となる主演舞台「歌妖曲〜中川大志之丞変化〜」に挑戦した。

映画の近作は「砕け散るところを見せてあげる」「犬部!」「ブラックナイトパレード」(公開中)、「スクロール」(2月3日公開)などがある。

単なるイケメン俳優と侮るなかれ――中川の演技はシリアスからコミカルまで幅広く、19年には日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。昨年の夏、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で畠山重忠役を演じ、主演の小栗旬との一騎打ちが「神回」と注目を集めた。いまやトップ俳優のひとりに名を連ねようとしているが、本人は言う。

「芝居やパフォーマンスに関しては負けないと思っている、ただ同世代が爆発的に人気になっている中、自分は爆発的に人気が出た自覚はない、もっと結果が欲しい…」

芝居に愚直で貪欲、そして野心家でもある中川とはどんな人間なのか。カメラは、大河ドラマの殺陣ができ上がるまでの様子を撮影。自分の信じる芝居への強いこだわりが明かされる。
さらに秋には、未知の領域である舞台「歌妖曲〜中川大志之丞変化〜」に挑んだ。初舞台にして初座長。ドラマや映画とは違って毎回、同じセリフを何度も繰り返しながら少しずつ作り上げてゆくのが舞台の世界。日々行われる稽古、先輩や仲間の俳優たちに置いて行かれているのではないか……。本当に自分の芝居は正しいのか……。自問自答を繰り返し、眠れない日々が続いた。初日の幕が上がるとき、果たして成長した姿を見せることはできたのか。

番組では、取材に対し実直に本音を語るひとりの若手俳優が、もがきながらも新たな一歩を踏み出す姿を見つめている。