14日和歌山市で、全焼した住宅の焼け跡から男性1人が遺体で見つかり、この家に住む夫婦が放火の疑いで逮捕された事件で、夫婦は口論になったあと、夫が灯油をまき、妻が火をつけたと供述していることがわかりました。

亡くなったのは同居する20歳の息子とみられ、警察が詳しいいきさつを調べています。

14日午後6時ごろ、和歌山市大谷で木造2階建ての住宅が全焼して、焼け跡から男性1人が遺体で見つかり、警察は、いずれもパート従業員で、夫の前田翼容疑者(36歳)と妻の前田志保容疑者(50歳)を放火の疑いで逮捕し、16日に和歌山地方検察庁に送りました。

警察によりますと、2人はいずれも容疑を認めていて、金銭や生活をめぐって口論となったあと、翼容疑者が1階のリビングに灯油をまき、志保容疑者がライターで火をつけたと供述しているということです。

火事のあと、同居する20歳の息子と連絡が取れていないということで、警察は亡くなったのは息子とみて、身元の確認を進めるとともに、詳しいいきさつを調べています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20230116/2040013584.html