今週末以降 今季最強どころか記録的寒波襲来か 寒気が強いと何が起こる?

この先、予想される寒気は、上層・下層ともに強烈です。例えば、福岡の上空1500メートル付近の「下層寒気」をみてみますと、昨年12月18日に観測されたマイナス11.1℃が今季これまでで一番低い値ですが、この先はマイナス15℃以下の寒気が流れ込む可能性があり、通年の記録とてしても過去10位以内に入るような強さです。
https://storage.tenki.jp/storage/static-images/forecaster_diary/image/2/21/214/21432/main/20230116181042/large.jpg

寒気が強いとどんなことが起きるのか

「上層寒気」が強いと、日本海側を中心に雪雲がどんどん発達して、短い時間にたくさんの雪が降ってしまうことが考えれらます。昨年末も短時間の大雪により、車の立ち往生が発生した所がありましたが、今回も道路の大渋滞や立ち往生が発生する可能性があります。
また、倒木や雪の重みで電線が切れることで停電が発生することも考えられます。落雪や道路の冠水も注意が必要です。
「下層寒気」が強いと、太平洋側など、普段、雪の少ないエリアも含めて広い範囲で大雪となり、交通機関が乱れたり、多くの世帯で水道が凍結してライフラインに影響が出る恐れがあります。物流がストップして、食料品が不足することなども考えられます。

寒気の予想はまだ変わる可能性がありますので、この先も最新の情報を確認し、大雪や低温などに備えてください。
https://storage.tenki.jp/storage/static-images/forecaster_diary/image/2/21/214/21432/c/20230116180455/large.jpg

https://tenki.jp/forecaster/y_nakagawa/2023/01/16/21432.html