「ケンシロウ」死ぬ 色鮮やかな顔立ちで人気者の雄マンドリル 茨城
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 茨城県日立市宮田町のかみね動物園で15日、色鮮やかな顔立ちと仕草で人気があった雄のマンドリル「ケンシロウ」(16歳)が死んだ。同園は22日午後1時からお別れの会を開くほか、31日まで園内の「サルの楽園」に献花台を設置する。

 マンドリルはオナガザルの仲間で、アフリカの赤道付近に広がる熱帯雨林に生息する。ケンシロウは2006年に東武動物公園(埼玉県)で生まれ、10年にかみね動物園に来園。リエル(12歳)との間に2匹の子をもうけた。21年に発症した右後肢の関節炎が22年6月に再発し、8月ごろから下半身まひで寝たきりになっていた。

 解剖の結果、死因は心臓を覆う膜内に体液がたまって圧迫する「心タンポナーデ」とみられ、病理検査で詳しく調べる。【田内隆弘】