音響心理学の権威オリーブ博士によると1500円のイヤホンが音質コスパ最強らしい。騙されたと思って聞いてみろ [214047589]
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オーディオショウなどでベイヤーダイナミックやゼンハイザーのスタッフがよく口にしていたのは、「設計上の理想的なフラット」と「ユーザーが求めているフラット」の定義が異なるため、時代のトレンドに合わせて音作りをしないと商品が売れない、ということです。
ひとつ面白い例としては、AKGやJBLなどのブランドを所有する、ハーマン・グループの試みです。ハーマン・グループの技術者ショーン・オリーヴはここ数年間、米AESなど色々なオーディオ業界学会イベントなどで、とても有意義な実験を行っていました。(seanolive.blogspot.com)。
オリーヴ氏の実験は非常に興味深いもので、彼のアイデアは、低価格なゼンハイザー HD518と、高価格なAudez'e LCD2という2つのヘッドホンを使い(なぜ自社のAKGを使わなかったのは不明ですが)、それぞれに複数の切り替え可能なイコライザ補正を行い、ブラインドテストで一体どの補正カーブが一番「好ましい音質か」多くのユーザーの意見を統計する、というものです。
選択できる補正カーブは:補正カーブ無し(ダミーヘッド測定上フラット)、Hammershøi and Møllerなど3種類のDF補正、フリーフィールド補正、そしてJBL開発室のレファレンス・リスニング・ルームを基準にした、2種類の自社製補正カーブ(JBL・ハーマン・ターゲットカーブと名づけています)の合計7種類の補正カーブをシミュレートしたものを選べるようになっています。
一般的なDFカーブと比較して、JBLハーマンの自社製カーブは低域が豊かで高域が抑えられていることがわかります。
オーディオショウでリスナーのブラインドテスト結果を統計したところ、自画自賛になりますが、案の定、自社製のJBLハーマンターゲットカーブが一番好ましい音質だということらしいです。
この研究の意義は、どれの補正が「フラットか」どうかは重要ではなく、ハーマン・グループの技術者オリーヴ氏の論点は、「完璧な無響室を基準としたフリーフィールド補正」、「無限の反響を基準としたディフューズフィールド(DF)補正」、これらのどちらも理想的なリスニングルームとはかけ離れており、リスニングには好ましくない、というもっともな主張です。
自社製JBLスピーカーのリスニングテストに使用しているレファレンス・ルームの特性をベースに作成したハーマン・ターゲットカーブを使って、自社製ヘッドホンの特性をチューニングするのが最善の選択だ、ということです。
このような解釈は製品開発という点では納得できますし、JBLスピーカーとAKGヘッドホンという、どちらも業界トップクラスの名門ブランドを手中に収めているハーマン・グループだからこそ可能な結論とも言えます。また、ソニーなどの大手メーカーも自社内で基準とするカーブ(例えばソニー録音スタジオのスピーカーの音)があるからこそ、ヘッドホンの音作りの方向性が明確になります。
このような音作りに対する「レファレンス」的な基準や測定方法が無いメーカーは、試行錯誤で奇跡的にネットレビューなどで好評なサウンドのヘッドホンを開発できるかもしれませんが、将来的に統一された製品バリエーションを展開することは不可能で、すべてのモデルがバラバラの音色になってしまいます。
オリーヴ氏はこの実験結果をAESの論文や、自身のブログ(http://seanolive.blogspot.com/)などで極めてオープンに公表しているため多くの注目を浴びており、「ハーマン・ターゲットカーブ」はDF補正に続く新たな定番になるかもしれません。
https://sandalaudio.blogspot.com/2015/11/blog-post.html 2~3万ぐらいまでは値段と比例して音質も上がって行くだろ?
安物とBAとダイナミックのハイブリッドでハイレゾ対応とか全然音が違うし
でもそれ以上はスパシーバだわポマギーチェ 音質っていうかハーマンカーブで万人受けするってだけだろ
音がいいわけではない 中華の2ba2ddクアッドドライバーが最強だ
三千円くらい ハーマンカーブを出すイコライザープリセット教えてくれ
イチュネスとかVLCで設定したい
機器によってバラつくだろうけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています