名古屋市が発注した中学校の給食サービス事業の入札をめぐり、談合を繰り返していた疑いがあるとして、公正取引委員会が愛知県内にある飲食関連の会社7社に立ち入り検査に入ったことが関係者への取材で分かりました。
立ち入り検査を受けたのは、愛知県刈谷市にある「魚国総本社」の名古屋本部や
名古屋市にある「コンパスグループ・ジャパン」の東海支社、「日本ゼネラルフード」など7社です。
関係者によりますと、名古屋市が発注した「中学校スクールランチ」という給食サービス事業の入札をめぐり、落札する業者や価格を事前に話し合って決める談合を繰り返していたとして、独占禁止法違反の疑いが持たれています。
「中学校スクールランチ」は生徒が複数のメニューから食べたいものを選択する方式で、名古屋市ではほぼすべての公立中学校で実施されています。
2006年に競争入札が始まったのをきっかけに談合が行われるようになったとみられ、公正取引委員会は、資料の分析や関係者への聞き取りを進め、詳しいいきさつを調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230117/k10013951841000.html