大阪 淀川河口のクジラは38トン 19日に紀伊水道沖に沈める予定
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230118/k10013953001000.html

大阪湾の淀川河口付近に現れ、その後死んだクジラについて、大阪市などは、沖合に沈めるため、体にたまったガスを抜くなどの事前作業を行いました。19日に紀伊水道沖に運び、おもりをつけて沈める予定です。

今月13日に死んだことが確認されたオスのマッコウクジラは、流されて川岸近くの浅瀬に乗り上げていて、18日午前8時ごろから始まった作業では、
はじめにダイバーたちがクジラの体にネットを巻きつけて、移動させる準備をしました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230118/K10013953001_2301181914_0118193155_01_04.jpg

このあと、船で引っ張って大阪湾内の岸壁に運び、クレーンで作業用の船に載せました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230118/K10013953001_2301181916_0118193155_01_06.jpg

クジラは腐敗が進んでガスがたまっており、船上では、体に穴を開けてガスを抜くとともに、状態を確認する学術調査を行いました。

その結果、体長は14.7メートル、重さは38トンで、目立った傷はなかったということです。

また、専門家が胃の内容物や歯などを採取していて、食べていたものや年齢などを詳しく調べるということです。

18日朝は、川岸に多くの人が集まり、クジラやダイバーの作業を撮影するなどしていました。

授業が休みで家族と様子を見に来たという小学3年生の男の子は、「クジラは死んでしまってかわいそうだし、とても大きくて驚きました。
引っ張る船はすごい力だと思いました」と話していました。

クジラは、19日に紀伊水道沖まで船で運ばれ、おもりをつけて沈められることになっています。