ウクライナ募金箱盗まれる 神奈川・大井町 「善意のお金、返してほしい」

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、神奈川県大井町役場に設置されていた人道危機救援金の募金箱が盗まれていたことが19日、町への取材で分かった。

町は県警松田署に被害を届け「苦しんでいる人への善意のお金なので、盗んだ人は返してほしい」と呼びかけている。

町によると、募金箱は木製。役場1階入り口付近に置かれ、南京錠で施錠した上で、金属製ワイヤにつなぎ長机に固定されていた。職員が最後に確認したのは昨年12月19日で、今月10日に寄付に訪れた町民の問い合わせで盗難が判明した。

募金箱はワイヤごとなくなっており、町は何者かが工具などでワイヤを切断し、持ち去ったとみている。

寄付金はウクライナや周辺国にいる避難民らを支援する目的で日本赤十字社が集めており、町は昨年3月からこれまでに計約108万円を送った。今後は募金箱の設置場所を有人窓口に移す。

https://www.sankei.com/article/20230119-6LGRNPY7RRJAFFHVE35N4IWYOY/