『Scientific Reports』に掲載された研究によると、中央アフリカ、ガボン共和国のロアンゴ国立公園内で、
チンパンジーの群れがゴリラの群れを襲撃し、子供を殺害するという痛ましい事件が2件も報告されている。
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ゴリラのオスはチンパンジーのオスよりも3、4倍体重が重い。
しかしこの時、チンパンジーが27頭いたのに対しゴリラはオス2頭、メス2頭、子供1頭だけだった。
チンパンジーは数にものを言わせて襲撃。
戦いから52分、多勢に無勢のゴリラの大人は逃げ、母親から引き離された子供が命を落とした。

共通しているのは、ゴリラを発見したチンパンジーが叫び声をあげると、群れの仲間がそれに呼応して叫び出したという点だ。
更に計画性がある点だ。特定のゴリラを狙うチンパンジーと、
子供を母親から引き離すチンパンジーがいて、自分たちの役割が決まっているのである。

https://karapaia.com/archives/52304320.html