2023年01月19日
「ChatGPTを改善するためにOpenAIが時給300円以下でケニア人を雇った」と問題視する報道

AI研究団体のOpenAIが、対話型AIの「ChatGPT」をより安全に使用できるようにするため、ケニアの労働者を時給2ドル(約260円)以下で雇い、データセットに使われる膨大な量のテキストから有害なコンテンツをフィルタリングさせる作業を行わせていたと報じられています。

実際に作業を担当したケニア人の労働者は「幼い子どもが見ている中で犬とセックスする男についての文章を読み、繰り返し起こる幻覚に苦しみました。あれは拷問です。そういった文章を1週間を通じていくつも読むことになります」と語っています。給料は年功序列と業績に基づいて決められており、時給1.32ドル(約170円)から2ドルだったとのこと。
https://gigazine.net/news/20230119-openai-used-kenyan-workers/