福岡県久山町の遺跡で、古墳時代中期のものとみられる土の焼き物の鈴=土鈴がほぼ完全な形で見つかりました。
見つかった土鈴(どれい)は、幅と高さがいずれも5.5センチで、鈴口と呼ばれる割れ目がなく、完全に閉じられた九州では珍しい形をしています。久山町の教育委員会によると、土鈴の中には土や小石が入っていると見られ、振るとマラカスのような音が出るということです。
5世紀中ごろの古墳時代中期のものと見られ、出土した片見鳥遺跡の幅65センチ、深さ50センチの溝では、ほかにも穴があいた石の玉の「臼玉(うすだま)」や、植物の種などが見つかっています。
片見鳥遺跡では今月21日の午前10時から見学会が開かれ、見つかった土鈴や発掘調査について説明する予定です。
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