初音ミクが「150年後の国宝」に?! 音楽を変えた「電子の歌姫」
2023年1月20日 21時8分
産経新聞
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「電子の歌姫」初音ミク
青緑色のツインテールをなびかせた「電子の歌姫」が、21世紀の音楽を変えた。
バーチャル歌手、初音ミク(16)。身長158センチ、体重42キロ。といっても、これらはすべて歌声合成ソフトの架空のキャラクター設定だ。
歌声合成ソフトは、歌詞とメロディーをパソコンに入力すると、歌声が出力される仕組み。ヤマハが開発した「ボーカロイド(ボーカル・アンドロイド)」という音声合成技術を利用し、実在の声優、藤田咲さんの声が使われている。
初音ミクが世に出たのは平成19年。その完成度と、二次創作を可能にしたことで、国内外のクリエイターがこぞって楽曲やイラストを発信した。
インターネットを中心に「ボカロ」という新たな音楽ジャンルが生まれ、楽曲を作る「ボカロP(プロデューサー)」出身の米津玄師さんや音楽ユニット「YOASOBI」が現実のヒットチャートを席巻する。
矢野経済研究所によると、ボカロ市場は29年時点ですでに100億円市場に成長。ミクの売り上げも関連4作品と合わせ累計28万本に上る。
音楽革命とも称される初音ミクを開発したのは、北の大地で創業したベンチャー企業だった。
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