関西電力の電気料金 来年2月分は値下がりへ
12月27日 18時05分
関西電力の来年2月分の電気料金は、物価の高騰に対する政府の経済対策で利用者の負担を軽減する措置が始まるため、平均的な家庭では前の月(1月)より1820円値下がりすることになりました。
関西電力によりますと、来年2月分の、国の認可を受けた「規制料金」は使用量が平均的な家庭で5677円となり、前の月に比べて1820円値下がりするということです。
これは、政府が物価高騰への経済対策として来年2月分から補助を始めるためです。
この措置により、電気料金の水準は、現在の試算のモデルとなった2016年11月以降で最も安くなりました。
大手電力会社の中には、来年4月からの電気料金の値上げを国に申請している会社もありますが、関西電力は値上げについて「経営環境などを慎重に見極め、総合的に判断していきたい」としています。
また、大阪ガスによりますと、来年2月分のガス料金は、政府の補助のため、使用量が平均的な家庭で6833円となり、前の月に比べて564円値下がりします。
ただ、大阪ガスでは、燃料費の変動分を料金に反映させる際の上限を段階的に引き上げていて今後も原料価格の高騰が続けば再び値上がりする可能性もあります。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20221227/2000069517.html