関東は23日(月)の南岸低気圧による雪や雨の降る所は少ないものの、24日(火)の寒気の南下で雪の可能性が高まっています。大気の状態が不安定で局地的に雪雲が発達し、積雪のおそれもあるため、注意が必要です。
複数のシミュレーション結果を統計的に補正して合成した、ウェザーニュースによる降雪確率予測をみると、24日(火)の朝から24時間に東京都心で1cm以上の雪の降る確率は30%前後になっています。茨城県から栃木県にかけては50%前後とさらに高い確率です。
夏のゲリラ豪雨と同じように大気の状態が不安定になることで雪雲が急発達して降るパターンですので、30%前後の確率でも局地的には雪が強まってもおかしくありません。
シアーライン周辺で雪雲が発達か
雲を発生させる要因はシアーライン(風の流れが変化する境界線)です。関東の南部は西寄りの風、北部では北寄りの風が卓越し、その境界付近で明瞭なシアーラインが形成されるとみられます。
寒気の南下によって大気の状態が不安定になるため、シアーライン周辺の雲は発達しやすく、雪を降らせる見込みです。
24日(火)夜の雪や雨の予想では、北関東から東京都心付近まで雪になる可能性があります。局地的には雪雲が発達して雪が強く降り、短時間で積もってもおかしくありません。24日(火)の夜は急な雪に要注意です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/74222703d277924e181b21de6fa40bb52d4eb49d
