中国で春節連休のウラで… 抗議デモ“白紙運動”若者を次々拘束
曹さん:「皆さんが動画を見る時、私は、すでに警察に連行されているでしょう。他の友達みたいに」
これはツイッターなどで拡散している動画で、話しているのは「白紙運動」に参加した出版社勤務の曹さんです。
「白紙運動」とは、中国の厳しい「ゼロコロナ政策」と言論統制に対して抗議の意味を込め「白い紙」を掲げるデモ活動で、
白い紙には「白紙であれば、削除できない」という意味合いが込められています。今、この「白紙運動」に参加した人たちが相次いで拘束されているというのです。
動画によりますと、曹さんは「白紙運動」に参加した2日後に一度、警察に呼ばれ、およそ24時間拘束された後、釈放されました。
しかし、その後、12月に入って一緒に参加していた友人などが次々と拘束され、連絡が取れなくなっているということです。
曹さん:「北京は、最も寒い時期に入っている。家族団らんで過ごす春節が目前にあり、母親たちは防寒着を届けたいと思っていても居場所すら分からない」
そして、この動画を上げていた曹さん自身もその後、連絡が取れなくなりました。
この動画によりますと、去年12月から今月にかけて運動に参加した13人の行方が分からなくなっているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d82819b10f2158c9a8b87595216a4e6a40989217