大人も衝撃のトラウマアニメ映画 「納得のR指定」「名作だけど観返せない」

●『AKIRA』

 アニメ、映画好きの「必修科目」と言われ、世界的名作と認知されている作品ながら、 
「子供のころに観たらトラウマになった」という意見もよく見かけるのが、大友克洋監督の『AKIRA』です。
近未来の新首都・ネオ東京を舞台に、超能力者や暴走族、反政府ゲリラ、軍隊が繰り広げる戦いを描いており、
初回公開時から30年以上を経た2020年には4Kリマスター版が上映されるなど、今もなお多くの支持を集めています。

 当時、日本アニメとしては巨額な総製作費10億円が投入された異例の作品で、緻密な作画と斬新な設定、
展開は国内外で高く評価されてきました。ただ、原作コミックにもグロテスクな描写はあるのですが、
映画は色がついて動くので、さらに衝撃的です。特に主人公・金田の不良仲間である鉄雄が暴走する場面では、
少女が圧死する恐ろしい描写があり、大人になって観返しても、ぎょっとするシーンでした。

 2006年にTBSで深夜放送された際には、「幼少期のトラウマを思い出した」「怖すぎる」「アニメのクオリティが高い分、
痛そうな場面がしっかり伝わってくる」「難解な部分もあるけど、大人になったから面白さがわかる」と、さまざまな意見が話題に上がったようです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6faf93c1c628407fa33aa05378e70eea999b78ed