「人出増えても人手は不足」…空室あっても予約不可「常態化」、素泊まり中心の宿も

1月中旬の午後。熱海市内の宿泊施設のロビーは閑散としていた。カウンターが混み合うチェックインの時間帯だが、到着する客はまばらだ。
かき入れ時の年末年始が終わり、従業員に休みを取らせなければならないため、人手が足りずに受け入れられる宿泊客の数は限られる。
経営者は、ロビーの様子を見てため息をついた。

人手不足を理由に、空室があっても予約を受けない「売り止め」が、多くの宿泊施設で常態化し始めている。
あるホテル幹部は「部屋数の3~4割しか稼働できない」と打ち明ける。調理場の人手不足で、食事を出さない「素泊まり」を中心にする宿泊施設もある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2e472af905bc1b7f249c0a6194ca73707a02a17c