――それだけモテていたということは学校でも目立つ存在だったのでは？
くりえみ それが悪い意味で目立ってしまったんですよね。私は千葉生まれなんですけど、高1のときに両親が離婚して、母の実家に引っ越したんです。それで高校は都内の私立高に通いました。
そこがちょっと荒れている学校で、男の子たちも彼女作りたい盛りだからすごくチヤホヤしてくれたんですよね。私も謙遜の気持ちがまったくなかったので、「全員来いや！」という感じで、渡されるメアドは全部受け取って、みんなに「よろしくね♡」って送ったり、遊びに誘ってもらったりしてたんです。
そうしたら、女の子たちから「アイツは生粋の男好きだ」って影で言われ始めて、男の子に誘われて一緒に下校したりしても、「今日も違う男と帰ってる！」と言われて、気づいたらすごく嫌われてました。
――いじめられてしまった？
くりえみ そうですね。最初はチヤホヤしてくれた男の子たちも、女の子に「あの子は性悪で男好きなだけだよ。やめたほうがいいよ」って吹き込まれたみたいで、私が一人で歩いていると「そんなにかわいくないぞー」と悪口を言ってきたりして。
一人でいても誰も近づいてこないという状況になってしまって、「ああ居場所ないなあ」って感じになりました。
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