https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/949876

動物園のゴリラに「不要な木ください」 ”ジャングル”目指して寄付募る

京都市動物園(左京区)は、ゴリラの飼育グラウンドに「森」を増やそうと、樹木の寄付を広く募っている。ジャングルの環境に少しでも近づけるためで、「庭に不要な木があれば持って来て」と市民に協力を呼び掛けている。

 同園によると、園内にはニシゴリラが4頭いるが、人気があるため来園者から長時間カメラを向けられることが多い。樹木が増えれば適度に身を隠すことができたり、木で遊ぶ機会が増えたりして快適な環境になるという。前年の冬も募ったところ、延べ41人から98本の寄贈があった。

 植樹に適しているのはゲッケイジュやモクセイ、かんきつ類、モミ、クヌギなど。1回の持ち込みは5本までで、一組につき3回まで寄付できる。詳細は園のホームページで。3月31日締め切り。寄付者にはゴリラの缶バッジなど記念品を贈る。