チラッ
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エリートの空挺団員が…現役自衛官「メリケンサックで女性殴打し現金強奪」卑劣犯行の一部始終

1/22(日) 8:00配信

「どちら様ですか」

平日の午後1時過ぎ、マンション一室のインターフォンが鳴り住民の女性が対応。
彼女がドアを開けると、いきなりメリケンサックで頭部を殴られた――。

1月18日、千葉県警四街道署は強盗致傷と住居侵入の疑いで千葉市花見川区に住む
古屋聡一朗容疑者(28)を逮捕した。古屋容疑者は現役の自衛官。陸上自衛隊習志野駐屯地(同県船橋市)の
第1空挺団第2普通科大隊に所属する3等陸曹だ。

「事件が起きたのは、昨年11月14日の午後です。古屋容疑者は、四街道市内のマンションに侵入。
40歳の無職の女性が住んでいた部屋のインターフォンを鳴らすと、
応対した彼女を拳にはめたメリケンサックで殴りつけたんです。女性は頭部を挫傷する重傷。
古屋容疑者は彼女の部屋に侵入し、現金約110万円を奪って逃走したとされます」(全国紙社会部記者)

◆「スーパーマンのような存在」

「痛い!」「止めて!」と、男女が争うような声を聞いた近隣住民が110番通報。
防犯カメラの映像などから、古屋容疑者の逮捕にいたった。警察の調べに対し、古屋容疑者は「事実ではありません」と犯行を否認しているという。

古屋容疑者が所属する空挺団は、自衛隊内でも「エリート中のエリート」と呼ばれる集団だ。元神奈川県警の刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が解説する。

「私が機動隊に在籍したいた時に、空挺団と合同の訓練が行われたことがあります。
警察での選抜試験は厳しかったですね。25人ほどの小隊から選ばれるのは1人ぐらい。
よっぽど優秀な警察官でないと、彼らの訓練についていけませんから。
残念ながら私は選抜試験に受かりませんでした。

特殊な任務も行う空挺団の隊員には、体力だけでなく明晰な知能や行動力が求められます。
彼らは自衛隊のエキスパートでプライドも高い。スーパーマンのような存在ですよ」

自衛隊のエリートが犯したとされる今回の事件。背景について小川氏が続ける。

「行き当たりばったりの事件ではありません。平日の日中に女性が部屋にいて多額の現金があったことを、
おそらく事前に知っていたのでしょう。計画的な犯行の可能性が高い。

自分より一回りも年齢が上で、力の弱い女性を狙うというのは悪質かつ卑劣です。
空挺団で鍛えた体力にものをいわせ、犯行におよんだんですから。
なぜカネを必要としていたのか、動機が今後の捜査のカギになると思います」

第1空挺団第2普通科大隊の敷浪将人大隊長は、事件を受けコメントを発表。
「警察の捜査に全面的に協力するとともに、隊員に対する服務指導および教育を徹底する」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3acc8e29c04f44ec2caf1e8959b97c5fa0efcddc