NTT東日本は19日、食用コオロギの養殖事業に参入すると発表しました。大手通信会社が畑違いの新たな事業に参入する狙いを取材しました。


都内にあるNTT東日本の研究施設で公開されたのが、食用コオロギの養殖施設です。19日から実証実験を始めました。

実はコオロギは世界的な食料不足の解決策として注目されている食材です。例えば牛の肉を1キロ増やすためには25キロの餌が必要ですが、コオロギの場合は2キロと10分の1以下で済むため、環境負荷が低く、効率的に生産することが可能です。

「味はエビですね。鼻の奥に香ばしい香りが抜けて、ちょっとスナックを食べているような感じがします」(角谷キャスター)

需要の高まりを受け、加工食品も続々登場しています。しかしなぜ通信会社がコオロギの生産に乗り出したのでしょうか?

「食用コオロギの飼育そのものに取り組むというより、得意分野であるICTの技術を生かし食用昆虫に取り組む企業の生産拡大の支援をする」(NTT東日本・経営企画部の篠原弘明さん)

コオロギ養殖を手がけるベンチャー企業「グリラス」と協業。NTTが持つ通信技術やセンサーを活用し、コオロギ養殖の自動化を目指します。

参入には、さらにもう一つ理由があります。

「地域に私たちが保有する電話局などの遊休施設が複数ある。非常に狭いスペースの中でもこれだけの数のコオロギを飼育できる利点がある。これらを活用して地域に産業を創出する」(NTT東日本・https://news.yahoo.co.jp/articles/1b6664d2626a491632c5974d19ef6c93db4599fc
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