滞納料金返済名目で女性客に売春させた疑いで元ホストを逮捕

東京のホストクラブで働いていた元ホストが、滞納している料金の返済を名目に客の女性を売春させたとして逮捕されたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は、元ホストが女性におよそ1000万円を支払うよう求めたうえで、東京のほか全国各地の風俗店で繰り返し売春させていた疑いがあるとみて詳しい経緯を調べています。

捜査関係者によりますと、東京・世田谷区の元ホスト、秋葉拓也容疑者(27)は、おととし、当時勤務していた都内のホストクラブの客の20代の女性に「早く金を作ってこい」などと言って、台東区の風俗店で売春させたとして売春防止法違反の疑いで逮捕されました。
元ホストは、滞納した飲食代金などの名目で女性におよそ1000万円を返済するよう迫り、風俗店で働かせていたということです。
警視庁は東京のほか、愛媛など5つの県の風俗店で女性を繰り返し売春させていた疑いがあるとみて調べています。
性風俗業界で働く女性の支援団体によりますと、ホストクラブの客の女性がホストから売掛金として多額の料金を請求され、返済のために指定された風俗店で働かされているといった相談が多く寄せられているということです。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230123/1000088842.html