結婚式には菅も二階もみんな出席

「SEC(証券取引等監視委員会)の捜査を止めてやると矢島(義也・大樹ホールディングス代表)さんに言われて金融庁審議官に会いました。1本5万円の(高級ワインの)オーパス・ワンを贈り、(後に)コンサルタント料を(大樹に)振り込みました」

東京地裁の813号法廷で、10月19日午後1時半から医療ベンチャー「テラ」を巡る金融商品取引法違反罪の被告人質問が行われた。

答えるのは「セネジェニックスジャパン」の竹森郁元代表。事件は2020年10月頃、ジャスダックに上場していたテラ株高騰を狙い、竹森被告が弁護士の保証書などを改ざんしたという偽計を問うものだったが、衝撃的だったのはむしろ竹森被告の口から飛び出す政官界工作の数々だった。

そのキーマンが矢島氏である。

「永田町の政商」として知られ、与野党に及ぶ人脈をテコにして官界に食い込み、大樹総研などのグループ企業が中堅・新興企業に政官対策を軸としたコンサルタント業務を行っている。

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