グラフィックスカードを冷却するために、グリスの代わりにケチャップやポテト、チーズに歯磨き粉などをサーマルペーストとして使用するとどうなるのでしょうか。
ドイツのComputerBaseフォーラムにて、食品や日用品をグリス代わりに使った冷却テストが行われました。
犠牲になった、もとい、テストに使用されたグラボはAMD Radeon R7 240。ストレステストはFurMarkを実行。
参考までに、メジャーなサーマルペースト、ARCTIC MX-4を使用した際の最高温度は49度でした。
ポテト、スライスチーズ、ペナテンベビークリームを使用した際の最高温度は105度に達し、サーマルスロットリングが発生しました。
残念ながらポテトやチーズ、ベビークリームはグリスの代わりにはならないようです。
歯磨き粉を使用した際の最高温度は90度に達したものの、サーマルスロットリングは発生しませんでした。
また、ケチャップはさらに優秀で、最高温度71度を維持しました。もちろん、こちらもサーマルスロットリングは発生していません。
ケチャップが案外冷やせています。厚手のサーマルパッドを使用するくらいなら、ケチャップの方が冷えます。
しかしながら、言うまでもないことですが、使用は避けるべきでしょう。
また、サーマルパッドも、ものによっては105度に達しているため、グラボのGPUコアへの使用は避けた方が無難です。
大多数の人が予想できていたでしょうが、ケチャップやポテト、チーズに歯磨き粉といった食品・日用品類はGPUの冷却には不向きです。
GPUコアの冷却は、普通のサーマルペーストを使用するのがベスト、という結論になりました。
https://www.nichepcgamer.com/archives/graphics-card-thermal-solutions-test-with-ketchup-cheese-etc.html
https://i.imgur.com/GVJbmKl.jpg
https://i.imgur.com/efKjdeI.jpg
https://i.imgur.com/TPb1c5F.jpg
https://i.imgur.com/dm2N2zq.jpg