渋谷のマンション最上階から7千万円相当を強奪容疑 3人組を摘発
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 マンションの住人男性を殴って計約7千万円相当の金品を奪ったなどとして、警視庁は、東京都八王子市の職業不詳、鈴木涼一容疑者(24)を住居侵入と強盗致傷の疑いで逮捕し、24日発表した。「強盗なんてしていません」と容疑を否認しているという。

 新宿署によると、鈴木容疑者は木村翔(20)と高桑岳(21)の両被告=同罪で起訴=とともに昨年10月7日午後10時ごろ、東京都渋谷区にある14階建てマンションの最上階にある30代男性方に侵入。男性の顔をレンチで複数回殴るなどしてリビングの棚にあった現金約3500万円と、ロレックスの時計など30点(計約3800万円相当)を奪った疑いがある。男性は肋骨(ろっこつ)が折れるなど3カ月の重傷を負った。

 3人はマンションの屋上から備え付けのはしごを使ってベランダに下り、窓をレンチで割って侵入したという。木村被告は「空き巣に入るつもりだった」と供述しているといい、署は3人が物音に気付いて起床した男性と鉢合わせし、襲ったとみている。

 東京都狛江市で発生した強盗殺人事件など、関東地方などで相次ぐ強盗事件との関係は不明という。(遠藤美波)