第二次「ノンフライヤー」ブーム到来!?
調理家電でもう1つ、盛り上がりを見せているカテゴリーがある。それがノンフライ調理器だ。
もともとノンフライ調理器は、日本国内ではフィリップスが13年に発売したことをきっかけに広がった。
その後もさまざまなメーカーからノンフライ調理できる製品は登場してきたが、最初のブームのように話題を集めることはなかった。
しかしここに来て、再びノンフライ調理器が注目され始めている。その一番の理由が、海外メーカーの多くが日本市場で商品展開を始めたことだ。
例えば、22年9月に日本でノンフライ調理器の販売をスタートした「COSORI」は、米国発の小型家電メーカー・VeSyncの
調理家電ブランドだ。深センに中国本社を置き、香港市場に上場する企業で、ノンフライ調理器を皮切りに日本市場での展開を進めている。
また同じく香港に本社を置くEPEIOS(エペイオス)は、2020年3月に日本法人EPEIOS JAPANを設立し、
調理家電カテゴリーでノンフライオーブンを展開。22年12月には早くもノンフライオーブンの第二弾となる
「スマートノンフライオーブン Chef」を発表。23年1月より出荷するとしている。
このノンフライオーブンは、インプレスの「家電 Watch」とワン・パブリッシングの「GetNavi」が共催する家電アワード
「家電大賞」で2年連続(2021-2022、2022-2023)ノミネートされるなど非常に注目を集めており、
今年発売される新モデルも大いに話題になりそうだ。
13年に登場したフィリップスのノンフライヤーは本体サイズが非常に大きく、使い勝手も良いとはいえなかった。
しかし最新のノンフライ調理器の多くは、調理容量はそのままで本体サイズがコンパクトになり、
スマートフォンと連携するIoT機能を搭載するものが多い。アプリでの制御やレシピ提案ができることで、
ノンフライ調理器の使い勝手は劇的に進化している。
現在、国内メーカーの多くはノンフライ調理器には静観の構えを見せている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/596e60cded6237d0c57a1b24dc60bcea812feea5