館林市内でタヌキの像が相次いで壊されているのが見つかり、市は館林署に被害届を出した。同署が器物損壊容疑で調べている。

市によると、昨年12月19日、堀工町の茂林寺川にかかる橋に設置された2体が壊されていると市民から通報があった。1体は台座から落とされて割られ、もう1体は台座上で頭の部分が破壊されていた。

今月10日にも、美園町の緑地にある1体の胴体部分が真っ二つに切断されているのを、巡回していた市の委託業者が見つけた。市の担当者は「いたずらの範囲を超えており、悪質だ。やめてほしい」と話している。

同市では、タヌキが茶釜に化ける童話「分福茶釜」で知られる茂林寺があることにちなみ、市内各地にタヌキ像が設置されている。

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