アップル、中国への過剰依存から脱却へ
1/25(水) 16:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/556eaf0f9253b4221065b547efe8e22f296e5644

 米アップルがインドでの生産比率を現在の5~7%から25%に引き上げる計画だと、
ロイター通信や米CNBCが1月23日に報じた。

■ iPhone最新モデルもインドで生産

 インドのゴヤル商工相がインドのビジネス実績について語り、アップル を「もう1つの
サクセスストーリー」と表現したという。「彼らのインド生産はすでに5~7%に達している。
私が間違っていなければ、アップルは25%まで拡大することを目指している」とカンファ
レンスの会場で述べた。ただし同氏は目標の達成時期について触れなかった。

 アップル製品はその大半が中国の工場で生産されている。だが、同社は製造分野の
地理的な中国依存を低減するため、他のアジア諸国での生産増強に力を入れている。

 同社は2022年、スマートフォンの最新モデル「iPhone 14」のインド生産を開始した。同
社が、iPhoneの最新モデルのインド生産を、その発売と同じタイミングで開始したのは、
このときが初めてだった。

 アップルは台湾の電子機器受託製造サービス(EMS)大手、緯創資通(ウィストロン)
と提携し17年にインドでiPhoneの生産を始めた。その後、台湾EMS大手の鴻海(ホンハイ)
精密工業も、政府の国内生産推進計画に応じてインド生産を開始した。だが22年まで
は、1年以上前のモデルを生産するか、新モデル発売後半年以上たってから生産していた。