神奈川県教育委員会は26日、県立市ケ尾高校（横浜市青葉区）でハンドボール部の顧問を務めていた男性教諭（45）が、部活動の指導中、生徒の頭をたたいたり、「死ね」と発言したりするなど体罰や不適切な発言を繰り返したとして、停職（6カ月）の懲戒処分にした。校長も監督責任があるとして戒告の懲戒処分とした。
県教委行政課によると、教諭は2021年4月～22年9月、生徒の頭にボールをぶつけたり、平手でたたいたりした。また、「殺してえな」「バカ」などとも発言。被害生徒は当時1、2年生だった男女少なくとも6人に上る。
21年9月、匿名の電話が同校にあり、部員への不適切な発言が発覚した。だが校長は教諭への指導にとどめ、県教委には報告しなかった。22年9月、2年男子部員全6人が「指導についていけない」と退部。校長らが副顧問に事実確認し全容が判明した。
教諭は翌10月に顧問を解任された。県教委に「（部員が）繰り返すミスにイライラし、感情的になった」と説明しているという。
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