[2023/01/26 23:30]
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全国で相次いでいる強盗・窃盗事件。警察庁によりますと、各地で起きている“複数人による強盗・窃盗事件”で、東京・茨城・広島など8都県・14の事件で関連が強いとしています。
また、関係が疑われる強盗や窃盗などが6つの府や県で発生しているとみています。
そのうちの1つ、去年11月7日、山口の岩国市では、会社役員の男性（61）宅に5人組の男が侵入し、金品を奪おうとした強盗未遂事件が起きました。
この事件で逮捕され、現在、公判中の渡邉翼被告（26）に、記者が、直接、会って話を聞きました。
それぞれの事件の背後にいる“黒幕”について、新たな事実がわかってきました。
渡邉被告は「ギャンブルで260万円ぐらい借金があって、ツイッターで『高額バイト』と検索した。すぐに“キム”と名乗る人物と、あと2人からツイッターでメッセージが来た』 と話しています。
キムから強盗の見張り役として広島に行くよう指示。広島でほかのメンバーと合流します。
そのメンバーのうち、3人が、東京・稲城市で去年10月に起きた強盗致傷事件に関与したとして逮捕されました。
葛岡隆憲容疑者（25）、石栗一樹容疑者（当時36）、北条マクサンドリ（24）容疑者です。
この3人について、渡邉被告は「車で移動中、『前回の件からどう』とか『警察に追われていないか』などと話していた。3人は慣れている様子だった」 と話し、
ほかの事件との関連を匂わせるような会話をしていたといいます。
渡邉被告によりますと、「車内で石栗がずっとキムとメッセージでやり取りしていた。ハンズフリーのイヤホンで通話もしていた。葛岡が“ルフィ”と連絡を取っていた』 といいます。
キムとルフィという人物から指示を受けていたことがわかります。
フィリピンにいるとされる指示役の“ルフィ”という人物と名前が一致します。
「ルフィとキムがトップなのか」と記者が尋ねると、「ルフィとキムも誰かからの依頼を受けていると聞いた。さらに上がいると思う」 と話していました。
