【センバツ】城東の女子マネジャー永野悠菜さん甲子園でのノックに意欲 選手も恩返しの1勝誓う
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<第95回選抜高校野球:選考委員会>◇27日

 城東(徳島)は21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場を決めた。主将の森本凱斗捕手(2年)は「うれしい気持ち。プレッシャーを感じながらも喜びもあった。

【写真】外野ノックをする城東・永野悠菜マネジャー

 甲子園では機動力を生かして駆け回りたい」と声を上ずらせた。「主体的に考える野球」をテーマに機動力を生かした野球が持ち味だ。グラウンドは他の部活動との共用のため、バントのみで得点を目指す「バントゲーム」で走塁や対応力を磨き、昨秋は徳島4強入りを果たした。

 部員はわずか13人。その1人が女子マネジャーの永野悠菜さん(2年)だ。幼稚園から幼なじみの森本が勧誘。野球未経験だったが、猛練習でノックを打てるようにまでなった。新治良佑監督(34)も「献身的なサポートをしてくれている。内野ノックは打ち分けるし、外野ノックをできるまでになるとは」と活躍に目を見張る。

 甲子園の出場が決まり永野さんは「マネジャーの評価は目に見えない。やっと実を結んでうれしかった」と思わず涙。これまでに試合前のノックを打ったことはないというが、新治監督は「本人がどうしたいか。本人と話し合って決めたい」と甲子園でノッカー役を務める可能性について話した。本人も「1球くらいは打ちたい」と意欲を見せた。

 聖地での戦いは強豪校が待ち構える。それでも森本は「強豪校にも屈せず自分たちの野球をしたい。マネジャーにも勝ったスコアを書かせてあげたい」と宣言。恩返しの1勝を誓った。【林亮佑】

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城東ナインはセンバツ出場が決まり、帽子を飛ばす(撮影・林亮佑)(Nikkan Sports News.)