昨年(2022年)10月27日、下関競艇(山口県下関市)第10レースに1号艇で出走した中村選手は、もっとも有利とされるインコースに入りながら最下位の6着に沈んだ。

 だが、当該レースにおいては「売上の急増」「1号艇を外した舟券の大量購入」といった異常投票が確認されており、中村選手に故意の敗退行為、いわゆる「八百長」があったのではないかとの疑念が生じている。

 中村選手の投稿に、八百長疑惑に関する内容は一切ない。本来、本人がファンに向け説明すべきことであると思うが、まず結論を先に言おう。

 中村選手は、一般財団法人日本モーターボート競走会(以下「競走会」)の聴取に対し、事実上、不正を認めていた。そして、競走会はそれを知りながら、取材に対し「不正はない」と説明している。競走会の隠蔽体質は深刻なレベルと言わざるを得ない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5db5f6dd9a6ed2f4bef6c4755042a922e393758b