1926年の「歴史的な猛暑」は27度だった…「今の子どもは暑さに弱くなった」と主張する大人の勘違い
1/29(日) 11:17配信
■「昔の人が暑さに強かった」わけではない
「暑い暑いと文句ばかりいって、最近の若者は根性が足りない」と怒っているおじいさんをみなさんは見かけたことがあるかもしれません。でも、昔もいまも、若者は大して変わりません。たとえば、1926年(大正15年)は歴史的な猛暑でした。『昔はよかった病』(パオロ・マッツァリーノ、新潮新書)によると群馬県では5月の時点で小学生15人が倒れたと記録されています。いまならば大変なニュースです。
15人が倒れる暑さとはどのくらいの暑さだったのでしょうか。そもそも、猛暑と聞くと、みなさんは何℃を想像しますか。35℃くらいでしょうか。低くても32〜33℃くらいのイメージでしょうか。気象庁は2007年に、最高気温が35℃以上の日を猛暑日と定めました。ところが、この1926年の「猛暑」、実は27℃でした。みなさんが「暑い、暑い」といいたくなるのは、昔の子どもより根性がないためではなく、単純にいまのほうが暑いのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bf3b23f06b4c3e2402457a5293de82e29a094e4?page=3