米テネシー州メンフィス市で警察官に暴行された黒人男性が死亡した事件で、市警は28日、第2級殺人などの罪で起訴された元警察官5人(いずれも免職)が所属していた街頭犯罪対策部隊「スコーピオン」を解散させると発表した。
市警は28日の声明で「スコーピオンの活動停止が全ての人の利益になる」と判断したことを明らかにした。遺族の代理人弁護士は同部隊の解散を求めていた。
AP通信などによると、2021年創設の同部隊は約30人で構成する。犯罪の増加が目立つ地域を覆面パトカーで巡回しながら殺人や強盗などに対応してきたが、捜査手法が強引で有色人種を標的にしているとの批判が出ていたという。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230129-OYT1T50168/