パウエル氏はリセッション回避とインフレ抑制両方に取り組むも困難。中国の経済再開でインフレ再燃、失業率急上昇で戦略は失敗の可能性 [718158981]
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パウエル議長の狭い道、バーンズ氏やボルカー氏と一線画すも達成困難
Rich Miller
2023年1月30日 1:20 JST
パウエル氏はリセッション回避とインフレ抑制両方に取り組んでいる
インフレ再燃、失業率の急上昇でそうした戦略は失敗に終わる可能性
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、インフレ抑制とリセッション(景気後退)回避の両方を求める強力な圧力に直面する中、バーンズ、ボルカー両元FRB議長とは別の路線を模索している。
バーンズ元議長は物価上昇圧力を徹底的に抑え込むことに失敗。金融政策を十分な期間にわたって十分に引き締めることをせず、1970年代にインフレを手に負えない状態にさせた。一方、ボルカー元議長は1980年代、2桁に上っていたインフレ率の抑制には成功したが、その代償も大きかった。失業率が10%を上回るなど、経済は深く落ち込んだ。 元FRB金融政策局長で現在はドレイファス・アンド・メロンのチーフエコノミスト、ビンセント・ラインハート氏は「パウエル議長は歴史に自分の功績を残したがっている。バーンズ氏のように見て見ぬふりをして時期尚早に政策を転換したわけでもなく、ボルカー氏のように意図的にリセッションを引き起こしたわけでもない人物としてだ」と述べた。
米金融当局は当初軽視していた物価急騰のペースに追い付こうと、積極的な利上げを昨年進めた。今週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では利上げペースを0.25ポイントに落とすと予想されているが、パウエル議長は同時に、政策金利を当面、高水準に維持し、物価上昇圧力が抑制されたと確信するまで金融緩和に転じることはないと表明する公算が大きい。 しかし、こうしたハイブリッド戦略がうまくいかない可能性は高い。世界2位の経済大国である中国が経済活動を再開させる中で石油価格高騰とインフレが再燃し、米金融当局は政策金利を据え置いた後、年内に再び利上げに追い込まれるかもしれない。引き締めスタンスに固執することで、当局の予想以上に失業率が上昇する可能性もある。
民間エコノミストの大半は、金融当局が米景気を悪化させることなく、うまくやれるとは考えていない。ブルームバーグが今月行った調査によれば、エコノミストは向こう1年間に米経済がリセッションに陥る確率を65%とみている。 住宅市場は昨年の急ピッチな利上げを受け、既にひどい打撃を受けている。
ドイチェ・バンク・セキュリティーズの米国担当チーフエコノミスト、マシュー・ルゼッティ氏は「消費支出が勢いを失い始めているかもしれない」と指摘。同氏は米経済が2023年後半に緩やかなリセッションに陥ると予想している。
ムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は「リセッションを回避するには、ちょっとした幸運と、ほどほどに巧みな金融政策が必要だろう」と述べた。
原題:Powell’s Narrow Path Would Avoid Routes Taken by Burns, Volcker(抜粋) こういう煽ってるやつは裏では株買ってるから信用できん こんな予想されたリセッションは織り込み済み扱いにならんのか >>10
リセッションするしないだけならするで織り込んでるけども
それがどれだけの期間どれだけのマイナスでとなるとそれぞれ別のこと予想してるから
元がそれなのに更に完全に織り込み外の中国のゼロコロナ政策転換なんてのがきたんだから
一致した見解なんか生まれる状況にない >>11
買い手であると同時に売り手でもあるので
一応サプライの正常化がインフレ抑制要素になるっていう可能性もある
だから複雑で一本道で理解できる話じゃなくて皆頭抱えてるのよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています