都市ガス3社が値下げ、LNG下落で 電気は全社が据え置き
2023/1/27 19:37
大手都市ガス4社が27日発表した3月の家庭向けガス料金は、東邦ガスを除く3社が2月に比べて値下げとなった。都市ガスの原料となる液化天然ガス（LNG）の輸入価格の下落を反映させた。大手電力10社の電気料金は、燃料価格の上昇分を料金に上乗せする燃料費調整制度の上限に達しており、全社が据え置いた。
電気・ガス代はともに政府の物価高騰対策による料金抑制策が既に反映されている。
標準的な家庭のガス料金は、西部ガスが203円値下げし、6885円。東京ガスが160円値下げし、6264円となった。大阪ガスは19円下げる。東邦ガスは原料費を料金に転嫁できる上限に達しており、料金を維持した。
大手電力は10社全てが2月料金と変わらない。ただ4月から東北、北陸、中国、四国、沖縄の5電力が、6月から北海道、東京の2電力が、それぞれ3～4割程度の抜本値上げを政府に申請した。審査を経て大幅値上げが決まれば、家計負担が増すことになる。（共同）
https://mainichi.jp/articles/20230127/k00/00m/020/303000c
